「日ユ同祖論」の真偽を問う  

第一章 民族のルーツをさがす旅

 1750年、西アフリカ、ガンビアの奥地に生まれた黒人クンタ・キンテは奴隷として アメリカに売られた。220年後、その6世孫のアレックス・ヘイリーは祖母から 聞いた口伝を開いて、アフリカに渡り、ついに祖先探しに成功した。これがかって アメリカでベストセラー化した「ルーツ」の概要です。
どこの国でも先祖からの系譜があります。長々と系図を連ねる『聖書』を見るまでもなく、自分 に流れる血を知ろうとするのは、人の哲学的要求なのです。  ・・・・・この第一章では「日ユ同祖論」を取り上げ、その是非を問います。
 一体、私達の祖先はどこから来て、そして今私達はどこへ行こうとしている?
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第二章 バアル崇拝と神道

 古代イスラエル10部族は、「主なる神」を捨て「バアルを始めとする神々」を拝みました。 もし日本民族が彼らの子孫であるなら、日本神話はその「バアルを始めとするメソポタミアの神々」の神話 に深い影響を受けているはずである。
 第二章では、この「バアルを始めとする神々」と日本神話を比較検討し、 民族のルーツをさがす旅を”終点”へと導きます。それは”苦い”旅かもしれませんが その苦味は私達の心を成長させる、真実の苦味なのです。 
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日本歴史の特殊性を問う 

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第三章 10部族の罪の清算の歴史

 人類の親である神様にとって、選民であった「北イスラエル10部族」の罪 と堕落は、深い悲しみでした。当然その子孫には、罪から回復させるための摂理が始まり ました。こうして「民族のメシア」として生まれたのが聖徳太子でしたが、その 使命の全ては未だ果たされる事無く、延長を続けて来たのでした。ゆえに日本史には特殊 な摂理があり、特殊なスパイラル歴史を形成しているのです 
 では聖徳太子の使命とは何か?
 この第三章では日本摂理歴史の全貌をスケッチしています。

第四章 後半

 10部族の罪の結果、その子孫はどうなったのか?
人類全体が神様の元へと帰って行く人類史のその壮大なドラマの中で、聖徳 太子が・・・日蓮上人が・・・坂本龍馬が・・・賀川豊彦が・・・彼らが果たして来た 使命と果たし得なかった使命とは?
 聖徳太子はなぜ、天皇位につけなかったのか?
 日蓮宗のような日本的でない特殊な型を持つ、天的使命宗教が生まれたのはなぜか?
 龍馬はなぜ暗殺された?
 この第四章では、太子、日蓮、龍馬、賀川を中心に日本摂理歴史を具体的に見ていきます。

日蓮の真の姿を観る

5、日蓮聖人のになった摂理

  1253年32才の春、日蓮は諸国遍歴を終えて故郷の清澄寺に帰った。当時、日蓮の胸中にあった悩みは、この法華最勝の信念を口外せずにおくべきか?あるい はこれを胸中に秘めず人に報せて迷妄を破り、ブッタの本懐を教えるべきか?もし今これを言い出すならば3障4魔に責められ、生命にも及ぶであろうことは『法華 経』の勧持品に繰り返し述べられているところ・・・しかしもしこのまま「言わずばこの人生は楽に生きられても、死後、必ず地獄に落ちるだろう」(『開目抄』) と行くも地獄行かぬも地獄の道ながら断固行こうと決意したのである。
 その姿は人々を救わんがために蛇の洞窟に乗り込む探検家に似ている。
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6、日蓮宗徒による長成摂理

 日蓮と日蓮宗を嫌う人は多い。
しかし歴史を振り返り、詳細に調べるならそれが偏見であった事に気付くのである。
日蓮宗の歴史には、六老僧や日興門流新6人の他、日像(1269〜1342)、日尊(1265〜1345)、日祐(1298〜1374) 日奥(不受不施派開祖、1565年〜1630年)、大塩平八郎(1793年〜1837年)などの多様な人材が生まれたが、ここではその代表として祖師同様に国家諫暁(いさめ、さとす)を行った人物と して、室町時代の俗称”鍋かぶりの” 日親(1407〜88)について述べよう・・・・・そしてそもそも日蓮宗はなぜ生まれたのか?その答えが明らかとなる。
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近代史を問う

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7、坂本龍馬のになった摂理

 龍馬を昇竜に変えたのは何か?
それは勝海舟との出会いだ。
まるで天が「そこに行け」と言っているように龍馬は勝を訪問し、世界情勢を説かれ翻然として入門した!
時勢が「攘夷」を唱える中「開国」を唱え、未だすべての人が「尊王論」か「佐幕論」を戦わせる中、龍馬の胸には「民主主義・理想国家」の夢が宿る。

幕末―――維新の奇跡、坂本龍馬。
その使命の全貌は何だったのか?
今、証かされる。

8、完成摂理期間

もし人の心が清く澄み渡り、調和しているなら天災も飢饉も戦争も起こらない。
しかし人々は罪を犯す。そして世界は暗くなるのだ。
かつて日蓮は「邪教が栄えるとき国に災悪が起こる」と述べた。
この真理の言葉の通り、国家神道が繁栄しキリスト教を迫害した時、国に転変地異が起こり、滅びの道を突き進んだのであった。
第二次世界大戦に至る狂気の中で、キリスト教はいかなる過程を辿ったのか?
そして、日本が生んだキリスト教の聖人・賀川豊彦はいかにして戦ったのか?
いよいよクライマックスは近い

天に口無し、人の口を以って言わん

「天に口無し、人の口を以って言わん」と昔の啓天思想家は言った
我が日本民族の歴史においても、天の言葉を代弁した者達がいたのである
彼らは迫害され、排斥され、あるいは殺害されたが、その人生に誇りを持てたであろう
本論は、その人物達の記録である

1、第一章 民族のルーツをさがす旅 8、10部族・完成摂理期間
2、第二章 バアル崇拝と日本の神道 9
3、第三章 10部族の罪の清算 10
4、第四章 後半 11、「民族・・」を読むための特殊な用語解説
5、日蓮聖人のになった摂理 12、上杉鷹山の改革
6、日蓮宗徒による長成摂理期間 13、
7、坂本龍馬中心摂理 14、預言者 内村鑑三
    
私達はこの国を愛しこの民族を救おうとされる神の願いを自らの願いとする者があれば、そこにおいて喜びを持ち、なおかつ幸福な道を行って国を 救えるならば、それは最も理想的な事だ。しかし蕩減復帰の神の摂理というものはそんなふうにはならない。国を救わんとするその出発の時から、その過程を 通過する時も、苦労の道を克服しつつ行かねばならない。そうして将来の基台をつくっていくのでなければ国を救う事はできないのである。:(R・ムーン)
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天も捨てたまえ 諸難にもあえ :(日蓮聖人)
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日本の洗濯をいたさんと・・・・:(坂本龍馬)
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善をなせ 悪をなすな     :(聖徳太子)
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一枚の 最後に残ったこの着物 神のためには なお脱がんとぞ思う :(賀川豊彦)
                               
2011年1月25日から:
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