上杉鷹山の改革

「売春産業を撤廃せよ」と叫ぶと必ず「そんな事をすれば性犯罪が増えて困る」などと訳知り顔で述べる人がいる。そういう人は歴史を知らないのである。
 我が国においてもその歴史がある。

 江戸時代、米沢藩を引き継いだ上杉鷹山は、その改革を成功させた英明な藩主として知られている。昔ケネディ大統領が「尊敬する人は?」 と聞かれて「ウエスギヨウザン」と答えた話は有名である。

 鷹山はその「仁政」の過程で、藩内における公娼を撤廃した。
 廃止すると欲望のはけ口が断たれ、別のもっと凶悪な方法で社会の純潔を危険にさらすという、しばしば聞く反対論に対して、鷹山ははっきりと 答えた。「もし欲情がそんな事で静まるなら、そのためには数知れない遊郭が必要であろう」
 鷹山は公娼を廃止したが、何の不都合も生じなかったという・・・


「なせば為る 成さねば為らぬ 何事も 成らぬは人の なさぬなりけり」(鷹山の名言)


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